ピエタとは、聖母マリアが十字架から下ろされたキリストを抱き、哀悼する場面のことをいいます。
ある冬の日、実家近くの道の端で、まだ鮮やかな色彩をとどめながら地面に横たわり、地に還ろうとしているケイトウの花を見つけました。地上からは消えてしまいますが、母なる大地に抱かれて、約束の時期が来れば再び芽を出し花を咲かせます。
その生命のサイクルのイメージが、「亡くなったキリストが、予言どおり3日後に復活する」というシーンと重なりました。